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なぜ口に出すと実現するのか

なぜ口に出すと実現するのか

 

思っていることをそのまま言うとどうなるか、それを実行して政治家は時々トラブルを起こす。大臣になったと同時に失言して、大臣を辞職しなければいけないということが時々起こる。

 

なぜあんなばかなこと言ってしまうのか。一般的には理解しにくいが、彼らはそうやって仕事をしてきたからだ。

 

つまり、分かりやすくものを言うという習慣が、災いする。自分の言葉の影響力を考えずに、いつもの調子で言ってしまうので、非難を浴びることになる。

 

分かりやすく喋るという意味には、脳科学から見るとそれなりの理由がある。書いたものを理解するのと、人の喋ることを理解するのでは、かなり差がある。喋った言葉は一瞬しか聞けないので、複数のことを言えば理解しにくくなる。

 

脳の一時的な記憶装置であるワーキングメモリーは、それほど多くのことをためておけない。だから政治家などは相手に記憶させるための言い方をしてきている。そのためにかなりシンプルな発言になる。だから政治家としては喋りが上手なのだが、それが命取りになるということだ。

 

これはスピーチに使えるテクニックでもある。できるだけ意見を単純にして話すということだ。もう一方で、言葉にするというのは、人の行動に大きく影響してくる。

 

脳の中でいくら考え、自問しても、それは他人への影響力を持たない。口にすることで、他人への影響力も持ってくると同時に、自分の行動に変化が起きてくるのだ。

 

自分がやりたいこと、あるいは部下にやらせたいことを口にすることで、自分自身の行動に変化が起きてくる。

 

社長になりたければ、毎日自分は社長になると言い続けろということがよく言われるが、これは嘘でもない。

 

大きな成功を得た人の多くは、子供のときの夢や疑問を言葉にして、行動に移した場合が多い。思うだけでなく、言葉にして自分の行動を変えていくことで、実現に向けて動き出すのだ。

 

人間は考えているだけでは、自分の脳は変化をするかもしれないが、世間に対しては影響力を持たない。

 

動き始めて初めて、影響力を持ち始める。つまり動く動機付けの最も簡単で確実なものは、自分の思いを口にすることなのだ。

 

なぜ口にするとうまくいくのだろうか。それは自分の言ったことに対して、それに従おうとする行動原理があるからだ。あるいは言ったことに責任を持ちたいと思うのが、人間である。

 

何かを実現しようと思って言葉にすれば、それだけで脳の中の回路が変化をし始める。変化した脳の回路によって、思考も変化を始めて、更に目的に向かって行動しやすくなってくるはずだ。

 

何もできないのは、失敗を恐れて何も言わないことが原因である。部下であれば、思いをできるだけ言わせることだろう。そうすれば命令をしなくとも、自分でつじつまがあうように行動し始めるはずだ。

 

なかなかそうならないのは、会議などで何も言えない雰囲気を作り出しているのかもしれない。行動させる前に、まず自ら言わせること、それによって脳の回路を変えさせていくことが重要だろう。





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