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中流生活を維持する習慣

「金銭は独立の基本なり。これを卑しむべからず」福沢諭吉

 

 

資本主義社会の特徴は、人間が自分の欲望を商品によって手に入れるところにある。お腹が空けば、レストランで食事をとる。DVDが見たければ、レンタルショップで借りる。本が読みたければ、本屋で買う。英語を勉強したければ、英会話学校にお金を払って通い、知識を身につける。どんな欲望を実現する場合にも商品を避けて通ることはできない。

 

商品には必ず値札がついている。金に換算することのできない商品は存在しない。われわれが商品を抜きにして生活できないということは、金のない人生はあり得ないということだ。資本主義社会において、金は何よりも大切な価値なのである。

 

ちなみに、圧倒的大多数のビジネスパーソンも自分の労働力を商品として売ることで生活している。会社があなたを1カ月30万円で雇っているとするならば、あなたは40万円か50万円の利益を会社にもたらさなければならない。株式会社の目的は営利の追求だ。それに役立たない社員に価値はないのである。裏返していうと、会社に価値をもたらす優れた労働力をあなたが提供することができるならば、会社はあなたを大切にする。

 

 

資本主義社会で、金を軽視する人間は絶対に成功しない。福沢諭吉が、「金銭は独立の基本なり。これを卑しむべからず」と述べたことを肝に銘じておくべきだ。ただし、金には面倒なところがある。カレーライス、牛丼、DVD、本などはそれぞれ商品だ。商品はつくれば必ず売れるというわけではない。売れないような商品を作っている企業は倒産してしまう。それに対して、金があれば、どのような商品でも購入することができる。すなわち、金はいつでも商品に替わるが、商品が必ず金に替わるという保証がない。

 

 

1万円札を作るのにかかる原価は、紙代、インク代、人件費を含めて約22円だ。原価22円の紙切れで1万円分の商品が買えるのは、1万円という紙幣にそれだけの購買力があると誰もが信じているからだ。

マルクスは、物が神様のような力を持ってしまうことを「物神性」と呼んだ。資本主義の論理に埋没してしまうと、「金で買えないものはない。愛情だって、権力だって、名誉だって金で買うことができる」と本気で信じている、本質的につまらない人間になってしまう。そういう人間は、金儲けのために平気で義理や人情を欠き、恥をかいても平気になってしまう。そうならないようにするためには、何のために金が必要であるかを考える習慣をつけておくことが重要だ。     紙のノートでもスマートフォンやタブレットのメモでもいいので、自分が欲しい物を書き出してみよう。

家や車のような大きな物から、文房具、DVD、あるいはランチメニューでも何でもいい。それぞれの商品を購入するのにいくらかかり、そのためにはどれくらい働けばいいか、頭の中で計算してみる。

 

こういう習慣が身についている人が、中流の生活を維持できる。

 

関連した名言    

 

「“お金がすべてじゃない”などという人に限って、たんまりお金を持っているものだ」作者不詳      

 

貸すならば、失くしても惜しくないだけの額を貸すことだ」ジョージ・ハーバート      

 

「金をつくるには三かく術を覚えなくちゃならない。義理を欠く、人情を欠く、恥を欠く、この三かくだ」夏目漱石『吾輩は猫である』  

 

「富を軽蔑するように見える人々をあまり信用しないがよい。

富を得る望みのない人々が、それを軽蔑するからである」

ベーコン『ベーコン随想集』  






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